日本のみずほは世界の投資銀行トップ10入りを目指す – 2024年2月21日午前2時18分

みずほフィナンシャルグループは、10年以上ぶりに日本の銀行としてランキング上位に上り詰めた後、世界の投資銀行ランキングでトップ10入りを維持することを目指していると投資銀行部門責任者がロイターに語った。

みずほは昨年、LSEG投資銀行ランキングで10位にランクされ、チップ設計アームのIPOや合併・買収における米コンサルティング会社グリーンヒルの買収で主導的な役割を果たした。

日本の銀行が最後にトップ10に入ったのは2010年で、その時はゴールドマン・サックスやJPモルガンなど世界的なバルジバンクが上位を独占するランキングで野村ホールディングスが9位に入った。

みずほのグローバル投資銀行部門責任者の高橋直樹氏はインタビューで、「トップ10の地位を維持できると信じている」と語った。 「私たちは大手銀行の支配力に挑戦したいのです。」

みずほの昨年の投資銀行手数料(債券引受手数料、株式引受手数料、M&Aアドバイザリー、シンジケートローンを含む)は総額19億7000万ドルで、前年比16%増加した。

高橋氏は、約400人の銀行家を擁するグリーンヒルの買収は、みずほが世界の投資銀行手数料の大部分を占める米国と欧州のM&A市場への拡大に役立つと述べ、同行はこれらの市場に依然として成長の可能性があると見ていると付け加えた。

M&Aアドバイザリー事業におけるみずほの戦略は、それぞれモルガン・スタンレーとジェフリーズ・フィナンシャル・グループの少数株主である国内ライバルである三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループの戦略とは対照的である。

高橋氏は、グリーンヒル買収後のM&A助言プラットフォームの強化により、海外での事業展開を目指す日本企業に対するみずほの能力が大幅に拡大し、競合他社と比べてみずほ銀行に優位性がもたらされると述べた。

日本では最近、ルネサスエレクトロニクスによるエレクトロニクス設計会社アルティウム社の59億ドルでの買収や、新日本製鉄によるUSスチール社の149億ドルでの買収など、海外でのM&Aが急増している。 (取材:山崎真紀子、清水律子、編集:クリストファー・クッシング)

Takagi Toshiko

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