シンクタンクGenro NOPの調査によると、日本人の中国に対する見方は2014年当時と同様に悪い。
調査対象となった日本人の92%以上が、隣国に対する印象は特に良くないと回答した。 昨年は調査対象者の87%だった。
福島第一原発の水流出をめぐる紛争
日本と中国は現在、福島第一原子力発電所の漏水事故をめぐって議論を行っている。 中国は当初この動きに抗議し、その後日本産水産物の輸入を禁止した。
両国の関係改善を妨げているのは何かとの質問に、日本の回答者の36.7%が放水問題を理由に挙げた。 中国での反日感情の高まりが続いていることを受け、日本は8月下旬、中国への旅行の際は注意するよう国民に警告した。
中国へ旅行する日本人はまだ数えるほどしかいない
水流出事故に対する中国の対応により、中国人観光客が日本を訪問したがらなくなるのではないかとの懸念も高まっている。 調査対象となった中国人の58%は旅行しないと答えた。 調査対象となった日本人の80%近くが中国への訪問を希望していないと回答した。
日本に対して肯定的な意見を述べた中国人は、その理由が昨年とは変化し、先端技術、製品の品質の高さ、経済発展を挙げる回答が減少した。
調査には日本1,000人、中国1,506人が対象となった。
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