日本の岸田文雄首相とドイツのオラフ・ショルツ首相は金曜日、インド太平洋地域における安全保障協力を強化することで合意した。
岸田氏とショルツ氏はベルリンでの会談で、中国が巨額の補助金を通じて電気自動車やその他の重要製品を過剰生産する中、両国が経済安全保障の枠組みを作りたいと考えていることも確認した。
経済安全保障に対する共通の対応を見つける
岸田氏は会談後の共同記者会見で「同盟国や志を同じくする国々が経済安全保障の課題に対して共通の対応を見出すことが重要だ」と述べた。 ショルツ氏はまた、特定の国や地域への供給依存を減らすために協力するよう国民に呼び掛けた。
協力を加速する取り組みの一環として、日本の首相とドイツの首相は、世界的および地域的な幅広い問題について話し合うため、来年もドイツで協議を継続することに合意した。
岸田氏はワシントンでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席後、ドイツを訪問した。 同氏は会合の演説で、北朝鮮とロシアの軍事協力深化に深い懸念を表明した。
岸田氏とショルツ氏は、自衛隊とドイツ軍の間で食料、燃料、弾薬の交換を促進するACSA(物品役務相互提供協定)の発効を機に会談した。
日本の関係者らによると、ドイツのフリゲート艦が今夏日本の港に寄港し、海上自衛隊の訓練飛行隊がハンブルクに寄港する予定だという。
岸田氏とショルツ氏は、両国の国防・外相が早期に日本で「2プラス2」の安全保障協議を開催すると改めて表明した。 この種の最初の会議は 2021 年にバーチャルで開催されました。
日本とドイツの協力は重要
経済安全保障について、日独首脳は、産業構造や先進技術において共通点を有しており、自由で公正な世界貿易秩序の維持・拡大には協力が重要であるとの認識で一致した。
岸田氏は、半導体、重要鉱物、水素など戦略的に重要な分野における両国経済の進歩を称賛し、次世代通信技術の開発や人工知能に関する国際ルールの確立での協力拡大を求めた。
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