日本とフランスは共同訓練や災害救援活動を促進する新たな安全保障協定を交渉する予定だ。

フランス、ブラジル、パラグアイへの６日間の歴訪に出たばかりの岸田文雄首相は、木曜日にパリでフランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談し、合意について話し合う予定だ。

日本は安全保障協定締結に向け努力を強化

日本は、近隣海域で増大する中国の軍事的存在に対抗するため、インド太平洋地域諸国と安全保障協定を結ぶ取り組みを強化している。

南太平洋のニューカレドニアのような地域はフランス領土の一部であるため、フランスはこの地域に戦略的利益を持っている。 日本と中国は、中国政府が領有権を主張する東シナ海の尖閣諸島を巡って対立している。

オーストラリアとイギリスとはすでに協定を結んでいる

日本はすでにオーストラリアおよび英国との間で、より円滑かつ迅速な軍隊の展開を可能にする協定に達している。 日本もフィリピンと同様の協定を交渉中である。

この地域における中国の軍事的影響力の増大を踏まえ、日本とフランスはすでに、両国軍間の食料、燃料、弾薬の簡略化された交換を含む相互物品役務協定（ACSA）を含む安全保障協力を拡大する協定に署名している。

経済安全保障を強化し、中国からの独立性を高めるため、５月には欧州連合（ＥＵ）との交渉も予定されている。