日本の岸田文雄首相は水曜日、メーカーの資金調達を支援することでチップ生産を拡大する法案を起草すると約束した。

岸田氏は北海道で建設中のラピダスの工場を訪問後、記者団に対し「次世代チップの量産に必要な法案を近く国会に提出する」と語った。

日本政府は大規模チップ産業を支援したい

日本の首相は、政府はチップ産業の投資と研究開発プログラムを大規模かつ体系的に支援すると述べた。 これには、日本でチップを生産する企業への追加融資や融資保証の提供も含まれる。

経済産業省は、日本の経済安全保障に不可欠な技術を促進するため、ラピダス社に9,200億円（約55億ユーロ）を支援することを約束した。

ラピダスは現在千歳市に新工場を建設中で、米テクノロジー大手IBMの技術支援を受けて2027年に最先端の2ナノメートル半導体の生産を開始する計画だ。 日本政府支援のこの会社は、トヨタ自動車やソニーグループなど日本の大手企業８社によって２０２２年に設立された。

ラピダスによると、北海道工場を完成させて量産を開始するには約５兆円（約２９０億ユーロ）が必要となる。

TSMC、日本の2工場でチップ生産を開始

国内のチップ企業への支援に加え、政府は世界トップの受託チップメーカー、台湾積体電路製造が日本の南西部、熊本県に２つの工場を建設するために最大１兆２０００億円（約７１億ユーロ）を支援している。

熊本の第1工場はソニー、トヨタ、デンソーとの合弁で2月に開設され、第2工場は2027年に量産を開始する予定だ。三菱電機も現在、熊本にチップ工場を建設している。 生産開始は2026年4月の予定。